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先崎学七段(当時)「負けることよりも、昇れないことよりも、元の、無気力無感動な自分に戻ってしまうのではないかと、なにより恐れた」

将棋世界1999年5月号、先崎学七段(当時)の「昇級者喜びの声(B級2組→B級1組)より。 連続昇級である。 驚いた。 前期は始まる前から昇級できる予感があった。棋力、気力、共に充実している自覚があった。ノッている時は、頭の隅の方まで、曇を...
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深浦康市六段(当時)「彼には永遠に追いつけないかもしれないが、これからを頑張るしかない」

将棋世界1999年5月号、深浦康市六段(当時)の「昇級者喜びの声(C級1組→B級2組)より。 昨年の手放しの喜び様に比べ、今年は素直に喜べない理由が二つある。 一つは2回戦で戦った、対屋敷七段戦。早くも勝負所と、位置付けていた対局だったので...
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三浦弘行六段(当時)「あれだけの大病になりながらもAクラスにまで昇り詰めた村山さんの事を考えると、将棋の勝敗だけにこだわる事が出来る自分の甘さが恥ずかしくなった」

将棋世界1999年5月号、三浦弘行六段(当時)の「昇級者喜びの声(C級1組→B級2組)より。 今期の順位戦は早々と2戦目にして黒星を喫してしまい、悲観派の私はその時点で昇級を半ばあきらめていた。 何とか3勝1敗まで漕ぎ着けて迎えた折り返し地...
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「行方君はちょっと時間がかかったが、木村君は2期で脱出だから早い。新しいスターの誕生である」

将棋世界1999年4月号、河口俊彦六段(当時)の「新・対局日誌」より。 C級2組の昇級争いは、少数激戦が続いている。それも、9回戦が終わればあらかた結着がつくだろう。昇級候補同士の星の潰し合いが2局あるから。 その一局が杉本五段対木村四段戦...
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村山聖八段(当時)がお兄さんから勧められたお見合い

将棋世界1999年4月号、「両親が語る・我が子、村山聖の思い出(後編)」より。インタビュー・構成は大崎善生編集長(当時)。父 奨励会に入会してからは、体調の問題で休会することもありましたが本当に順調に行ってくれました。プロになってからも凄い...