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羽生善治棋王(当時)「はーあ~、ち、ちょっと」

将棋世界1992年5月号、神吉宏充五段(当時)の第17期棋王戦第4局〔羽生善治棋王-南芳一九段〕観戦記「羽生、堂々の初防衛」より。 羽生善治。色紙に「泰然」と揮毫する。落ち着いていて物事に動じないという意味だが、彼を見ているとまさしく、と思...
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先崎学五段(当時)と新宿将棋センターと冷奴ライス

将棋世界1992年2月号、先崎学五段(当時)の「先チャンにおまかせ 二日酔いの待つ新宿へ」より。 11月21日、快晴。  午前10時。  目覚ましをかけたわけでもないのに、僕は、突然、飛び起きた。瞬間、頭の上に、デカイ釣鐘が落ちてきたような...
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藤井猛四段(当時)の振り飛車を大山康晴十五世名人が評する

大山康晴十五世名人が藤井猛四段(当時)の振り飛車を評する。 将棋世界1992年8月号、「大山の振り飛車実戦道場」より。第42期王将戦 藤井猛四段-青野照市八段戦。 大山十五世名人がポイントポイントで指し手に短いコメントを述べる方式。 藤井猛...
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中井広恵女流名人・王位(当時)の嘆き

将棋世界1992年4月号、中井広恵女流名人・王位(当時)の第18期女流プロ名人位戦〔中井広恵女流王位-林葉直子女流名人〕第5局自戦記「大きな出産祝い」より。 妊娠してから、家に居ることがグッと多くなった。今までが跳びはねすぎだったのかもしれ...
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郷田真隆四段(当時)の夢

将棋世界1992年1月号、奥山紅樹さんの「棋士に関する12章 『夢』」より。 郷田真隆(四段、20歳)の、昨年度(棋士1年生)の成績は40勝13敗、7割5分と驚異の勝率。てらいも無くサラリと言う。  「名人位・・・それは奨励会初段のころから...