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世紀末四間飛車

近代将棋1991年3月号、「新刊書評」より。「世紀末四間飛車」 櫛田陽一著 週刊将棋編 優等生的居飛車党の多い若手の中で、強気の発言と強気の四間飛車で一人気を吐く櫛田陽一が初の著書を出した。 寝坊しながらも優勝し、関係者を唖然とさせたNHK...
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名人戦、盤上を覆う虫たち

近代将棋1995年6月号、中井広恵女流五段(当時)の「棋士たちのトレンディドラマ」より。 4月8日、名人戦60周年を記念して、名人戦フェスティバルが全国各地で行われた。 棋士、女流棋士、将棋連盟の職員が総出で数人ずつに分かれてお手伝いさせて...
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窪田義行四段(当時)「私は、四間飛車で勝つため棋界にいる。決して離れることはない!」

将棋世界1994年5月号、「四段昇段の記」より、窪田義行新四段の「AGREEMENT」。 「ウワッ!」五度目の打撃に、私は堪らず落下し始めた。背後に迫る海原にも気付かぬ如く、必死に手足をバタつかす。そんな時肉体が音もなく受け止められ、天高く...
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棋士の手と指

近代将棋1991年1月号、林葉直子女流王将(当時)の「直子の将棋エアロビクス」より。 「やめろ!」 「やれ!」というより、 「やめてン」 「やって!」というほうが、響きがいいし色気がある。 そうしたことを意識した結果かどうか知らないが、「ら...
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升田流NHK杯戦解説

近代将棋1991年6月号(升田幸三実力制第四代名人追悼特集号)、故・永井英明さんの編集手帳より。 升田先生とはNHK杯戦の解説でも何回もごいっしょしました。 仕掛けたところで、先生は6、7枚の駒をはぎとって、結果の局面を並べる。途中の指し手...