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加藤一二三九段「少年隊っていうのは、どの人達?」

近代将棋1995年4月号、中井広恵女流五段(当時)の「棋士たちのトレンディドラマ」より。 我愛娘のみずもはだいぶ大きくなった。「顔は私に似てかわいいが、性格はママそっくりになってきて困る」と、あちこちで言いまわる主人は、世界一の親バカではな...
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郷田真隆五段(当時)のメガネ

近代将棋1995年1月号、”亥年の将棋まつり”郷田真隆五段(当時)の「年男として」より。 今年で私にとっては2度目の年男を迎える訳だが、だからといって何が変わる訳でもなく、早いものだと思うばかりである。 ただ、年男という言葉の持つ響きは(年...
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己の最期を自覚する悲しい目

1992年の先崎学五段(当時)の著書「一葉の写真」より。 僕の友人に、僕よりも三つ年上のAという男がいる。Aは今春就職したばかりなので、一緒に食事をしたときには、年下ながら収入の多い僕が払うことになっている。 Aは、将棋はほとんどといってよ...
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司会者泣かせ

NHK将棋講座2005年10月号、高橋呉郎さんの観戦記「嗅覚がとらえた一瞬のスキ」より。(NHK杯トーナメント2回戦 石川陽生六段-丸山忠久九段戦) この日の控室は静かなものだった。 石川陽生六段が早くも控室に姿を見せた。司会の千葉涼子女流...
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「これ武蔵! 先手と後手が逆になっているではないか」

近代将棋1999年7月号、大矢順正さんの「女流棋士情報 人間将棋」より。 例年、天童市ではこの時期に「桜まつり」を開催する。いろんなイベント中でももっとも人気があるのが「人間将棋」。 これは豊臣秀吉が花見のときに人間を将棋の駒にしたてて興じ...