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国家公務員から棋士になった関根茂九段

将棋マガジン1993年4月号、高橋呉郎さんの「形のメモ帳:関根茂 役どころを心得たベテラン」より。「ベテラン」が多すぎる 10代棋士が旋風を巻き起こしたあたりから、やけに「ベテラン棋士」がふえてきたような気がする。最近は、観戦記などで、真部...
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「ひとしきり飲食して席がざわついている時、谷川はビールびんを片手に、すっと羽生のそばへ寄った」

将棋マガジン1993年3月号、読売新聞の山田史生さんの「第5期竜王戦終了・シリーズを振り返って 二人の戦いの始まり」より。 第5期竜王戦七番勝負は、三冠王(竜王、棋聖、王将)の谷川浩司と二冠王(王座、棋王)の羽生善治の対決。中原誠が名人の孤...
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内藤國雄九段「プロ野球や相撲は、いい試合をすれば観客動員につながりますが、将棋の場合はそうとはいえない面がある。ですから、たとえば、うちの師匠みたいに、将棋ファンのための道場をもつことも、棋士のつとめとして最高に近いもんだと思うんです」」

将棋マガジン1992年11月号、高橋呉郎さんの「形のメモ帳:内藤國雄 『伸び伸びしみじみ』の効用」より。 最初に内藤國雄九段の実物を目にしたのは、10年以上もむかしになる。観戦のあいまに大広間をのぞいたら、内藤がまだ少年時代の塚田泰明八段と...
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「横ちゃん」

近代将棋1992年11月号、湯川恵子さんの「女の直感」より。 横ちゃんは学生時代に四谷のアマ連の事務所へ遊びに来たんだってね。 じきに博士がうちへ連れてきた。目をきらきらさせて、大きな声でよく笑う。まだ小学生だった娘とも夢中で漫画の話をして...
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羽生善治竜王(当時)「はめたつもりが、はめられました。ハイッ」

将棋マガジン1992年12月号、大矢順正さんの「忘れ得ぬ局面」より。「はめたつもりが、はめられました。ハイッ」 局後、羽生善治竜王(当時)が初の竜王になった2ヵ月後の1990年2月に行われた第6回天王戦の六段戦の予選でのことである。天王戦は...