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「たとえばいま、若い女の子に”ボクの趣味は将棋だ”と告白するには、ちょっとした勇気がいる」(首都圏に将棋道場が100軒近くあった時代)

近代将棋1988年7月号、露樹陽さん(東京レポート)、池崎和記さん(大阪レポート)の「将棋道場は今!?」より。〔東京〕 仕事柄、私は都内の道場によく足を運ぶのだが、以前の賑わいがそのまま残っている道場はめっきり少なくなったように思える。中に...
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羽生善治五段(当時)「大学には、たぶん行ってないでしょう。5年後の目標はA級八段です。タイトルは、取れればいいけど、そううまくいかないかもしれません」

近代将棋1988年6月号、炬口勝弘さんの「若き獅子たちの現在・過去・未来」より。 将棋大賞も今年は15回目。年々歳々、受賞者の年齢が若くなる傾向にあるが、今年はなんと平均年齢21.7歳。史上最年少記録となった(最多対局賞などの記録部門も加え...
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先崎学五段(当時)「この手が見えぬようではA級に上がる資格がない」

将棋マガジン1991年4月号、河口俊彦六段(当時)の「対局日誌」より。 大広間では、森(雞)-田中(寅)戦と、吉田-前田戦(ともに順位戦)がおもしろい形。歩得をした田中が肩を怒らせている。森はいない。そこへ石田が来た。思いここにあらずの顔。...
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「こりゃ化け物の集まりだ」という雰囲気だった午前2時の対局室

将棋マガジン1991年2月号、河口俊彦六段(当時)の「対局日誌」より。 私はだいぶよいと思っていたが、順位戦は楽に勝たしてくれない。とことん粘られ(私の寄せがへただったせいもある)終わったのは午前零時直前だった。(中略) 残っているのは、森...
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「アマチュアが真似できる将棋を指してくれ、の声が、対局者の耳に入り、戦型も変わる、ということにならないものだろうか」

将棋マガジン1990年6月号、河口俊彦六段(当時)の「対局日誌」より。 マスターズゴルフと名人戦が始まると、春たけなわという感じになる。 毎年その二つを見比べて、一方はますます盛んになり、一方は淋しくなる、ということはないんでしょうな。 そ...