将棋雑文

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大内延介九段

3月17日に行われた竜王戦(対 泉正樹七段)で大内延介九段が敗れ、引退対局(竜王戦残留決定戦)を一局残すのみとなった。大内延介九段は、第1期の棋王であり、1975年の名人戦では中原誠名人に対して、名人獲得直前にまで迫っている。振飛車穴熊の元...
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三浦弘行八段、名人挑戦を決める

昨日のA級順位戦は、三浦弘行八段が郷田真隆九段に勝って、名人挑戦を決めた。→毎日新聞記事→朝日新聞記事三浦弘行八段は、郷田真隆九段とともに昔ながらの将棋指しの雰囲気を持つ棋士だと私は思っている。昨年の9月18日、三浦弘行八段は当日の午前1時...
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内藤國雄九段「ベンハー」

内藤國雄九段が19歳の時に観て大きな感銘を受けた映画「ベンハー」。「この映画の感動をだれかに伝えたい。詰将棋で再現できないだろうか」  こう思い立って二週間で構想はできたが、その後試行錯誤が続き、作品が完成したのは、それから40数年経った2...
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37年間解けない次の一手

昔から少しだけ心に引っかかっていることがあった。それは、1972年頃の将棋世界や近代将棋に掲載されていた浅田飴の広告。つぎの一手!!― まず浅田飴 ―というコピーの横に次の図面が載っている。後手番の次の一手になると思うのだが、当時どんなに考...
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ちょっといい話

(1)湯川恵子さんから聞いた話森内俊之九段が名人を獲得する前の頃の、森内九段と湯川恵子さんの会話。「恵子さん、僕の顎って長いでしょうか?」「長くないけど、どうして?」「バトルロイヤル風間さんの漫画で顎を長く描かれているから…」「ああ、あれは...