棋士のエピソード

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谷川浩司名人(当時)「この男、将棋で負かした上に何の話があると言うのだろう」

近代将棋1989年10月号、谷川浩司名人(当時)の連載コラム「対局のはざまで」より。「ちょっと、谷川先生に話があるんですけど」 NHKの対局を終えて、スタジオを出た瞬間に浦野六段に呼び止められた。―この男、将棋で負かした上に何の話があると言...
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羽生善治竜王(当時)・森内俊之名人(当時)「ぼくたちも使っています」

将棋世界1995年3月号、「インフォメーション」より。島研究会、盛り上げ駒を購入 1月18日、将棋連盟販売部を訪れた島八段、羽生六冠王、佐藤前竜王の三人(森内七段は風邪で後日に延期)は、島研究会の会費で盛り上げ駒を購入した。 時間をかけて駒...
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谷川浩司名人(当時)の気概、塚田正夫名誉十段の気概

近代将棋1988年2月号、湯川博士さんの「書評エッセー」より、山本亨介さんの「将棋とっておきの話」がテーマ。 棋士とのつきあいを通して書いたものでは、塚田正夫と谷川浩司の、金銭感覚を描いたものが興味深かった。 塚田は酒好きで有名だが、割り勘...
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戦慄の三浦弘行研修会員(当時)

将棋世界1995年5月号、泉正樹六段(当時)の「公式棋戦の動き」より。棋王戦 三浦-小野戦といえば7年程前は研修会での生徒と先生の間柄。その頃の三浦は現在では考えられない”わんぱく坊主”であった。野獣幹事「小野さん、こんなタマが棋士になった...
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中川大輔八段の奨励会時代の苦行

近代将棋1988年11月号、故・池崎和記さんの第11回若獅子戦準決勝〔阿部隆四段-中川大輔四段〕観戦記「チャンスは二度ある」より。 勝ったほうが決勝戦へ進む。でっかい一番である。 東京の中川四段が大阪へやってきた。関西将棋会館五階・御下段の...