自戦記

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行方尚史五段(当時)「同じことを4年も繰り返してきたんだ、これで喜ぶほど僕も単純じゃない」

将棋世界1998年4月号、行方尚史五段(当時)の連載自戦記(竜王戦ランキング戦2組 丸山忠久七段-行方尚史五段)「そして今年も。」より。 ”血の流れない戦い”、”武器のない戦い” 対局前夜、僕は好きな小説のチェスに関する記述を読み返して、床...
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屋敷伸之五段(当時)が「笑っていいとも!」を見ているうちに思いついた一手

近代将棋1990年9月号、屋敷伸之五段の第56期棋聖戦〔中原誠棋聖-屋敷伸之五段〕第3局自戦記「ホッとした一勝」より。  「まずい、このままではストレートで負けてしまう」  第3局を前にして、どうしようと思った。  1局目は後手番で、どうな...
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羽生善治五段(当時)「出来ればこの将棋は誰にも見せたくはありません」

近代将棋1988年11月号、羽生善治五段(当時)の連載自戦記・若きエース勝負の記録「完敗」より。  夏休みも終わり、いよいよ秋の到来です。  そして、順位戦も各クラス始まりました。  さて、この第3戦の対戦相手は佐藤義則四段です。  佐藤(...
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羽生善治五段(当時)が名付けた囲いの名称

近代将棋1988年6月号、羽生善治五段(当時)の連載自戦記(若きエース勝負の記録)「一年の締めくくり」より。  昨年6月に始まった今期順位戦も残す所あと一局になりました。  ”光陰矢の如し”と言いますが、正にその通りでした。  既に昇級が決...
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羽生善治四段(当時)のとても思わせぶりな自戦記

近代将棋1988年3月号、羽生善治四段(当時)の連載自戦記(C級2組順位戦 日浦市郎四段-羽生善治四段)「実戦心理」より。  この対局が昨年の順位戦の最後だったので、一年の締めくくりとしていい将棋が指せたらなーと思いつつ将棋連盟に行った記憶...