観戦記

観戦記

芹沢博文八段(当時)の観戦記(後編)

将棋世界1984年6月号、芹沢博文八段(当時)の第42期名人戦〔谷川浩司名人-森安秀光八段〕第1局観戦記「いずれにしても名人は神戸」より。  ビックリしたのは、5図で谷川が単に▲3三角成と飛を取ったことである。 5図以下の指し手 ▲3三角成...
観戦記

芹沢博文八段(当時)の観戦記(中編)

将棋世界1984年6月号、芹沢博文八段(当時)の第42期名人戦〔谷川浩司名人-森安秀光八段〕第1局観戦記「いずれにしても名人は神戸」より。  二人はスッと坐っていた。置物のようであった。内に秘めたもの、強烈な思いあるのにスッとしていた。観戦...
観戦記

芹沢博文八段(当時)の観戦記(前編)

将棋世界1984年6月号、芹沢博文八段(当時)の第42期名人戦〔谷川浩司名人-森安秀光八段〕第1局観戦記「いずれにしても名人は神戸」より。  灘蓮照九段が逝った。奇しくも奥様が亡くなって1ヵ月目である。灘先輩は棋才類い稀れなる人であった。恐...
観戦記

80年前の非常に斬新な観戦記

将棋世界1971年6月号、倉島竹二郎さんの「南海の巨匠(18)」より。  私が大崎八段の対局を直接観戦したのは、第1期名人戦の第3局であった。  名人戦は昭和10年6月16日に花田長太郎八段対金子金五郎八段戦を緒戦として開始された。が、その...
観戦記

空中感想戦

近代将棋1989年1月号、故・横田稔さんの第12回若獅子戦〔中田功四段-屋敷伸之四段〕観戦記「”お化け屋敷”初登場」より。  おもわず吹き出しそうになった。本局が中盤戦たけなわといった頃のことである。部屋に入って、この将棋をはさんで立ったま...