観戦記

観戦記

振り飛車党には指しにくい矢倉囲いへの▲4一銀

将棋世界2004年2月号、河口俊彦七段の「新・対局日誌」より。   8時ごろ、終わりそうですよ、と教えられ、5階の対局室に行くと、二局ほぼ同時に終わっていた。渡辺五段と窪田五段が快勝。粘りが身上の北島六段がこんなに早く投げるとは、何があった...
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先崎学六段(当時)と深浦康市五段(当時)の長い夜

将棋世界1995年3月号、河口俊彦六段(当時)の「新・対局日誌」より。  言うまでもないことだが、若手棋士が勝ちまくるのが将棋界の常識である。しかし、Cクラスの順位戦では特別のプレッシャーがかかるらしく、なかなか予想通りにならない。  たと...
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谷川浩司王位(当時)『いつも「鉄板」などと書かれて、森内九段はくさっているようなので、「光速の寄せ」と書いておこう。』

将棋世界2004年1月号、谷川浩司王位の第16期竜王戦第2局〔森内俊之九段-羽生善治竜王〕観戦記「読み勝った森内」より。 森内の気合い  タイトルを失った直後こそ、その人の真価が問われている、と私は考える。  心機一転出直せるか、敗戦を引き...
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初代サッカー部主将・深浦康市五段(当時)のヘディングシュートのような一手

将棋世界1995年8月号、泉正樹六段(当時)の「公式棋戦の動き」より。 〔勝ち抜き戦〕  7図をご覧になって、持ち駒がふつりあいなのをお気づきになりましたか?  先手の島は角と金なら、文句なく金を大事にする棋風。故に、角と銀でも同じ位に受け...
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「棋士と結婚したのではなく、好きな人がたまたま棋士だったのです」

将棋世界1991年11月号、田丸昇八段(当時)の第39期王座戦〔福崎文吾八段-谷川浩司王座〕第3局観戦記『ブンゴの「時代」は来るか?』より。  谷川浩司王座の足跡と人となりは、これまで多くの人に語られてきた。  一方の挑戦者の福崎文吾八段に...