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森けいニ九段「いいよ、かかってきなさい」

将棋マガジン1995年3月号、鹿野圭生女流初段(当時)の「タマの目」より。 順位戦の後、森けいニ九段と小林健二八段が少しお酒を飲んで棋士室に戻ってきた。小林「さあやろか」(といって駒を並べはじめる)森「じゃあ15分切れ負けね」小林「10秒将...
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東海の若大将

故・板谷進九段の温かさ。将棋世界2002年4月号、杉本昌隆六段(当時)の「四段昇段の一局 初心を忘れずに」より。 奨励会、三段の頃の思い出は尽きない。今から思うと滑稽なことも多いが、それでも当時は精一杯その時を生きてきた。 三段になってから...
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「怒っている人に正論を言ってもダメですよ」

元・近代将棋編集長の中野隆義さんから、一昨日亡くなられた永井英明さんの思い出のコメントをいただいた。 永井英明さんに初めて会ったのは、四十年ほど前になるでしょうか、関東大学将棋連盟の幹事をしていました私めが、学生将棋の大会結果や原稿やらを当...
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羽生善治六冠(当時)のお気に入り

将棋マガジン1995年8月号、羽生善治六冠(当時)の「今月のハブの眼」より。 先日、家にいる時は晴れで、外に出かけた時に通り雨が降って来て、びしょにしょに濡れてしまいました。 そんな訳で、最近では天気予報を見るのですが、いつもいつも必ず当た...
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風車 風の吹くまで 昼寝かな

将棋マガジン1988年1月号、中原誠名人の「私のベスト十二局」より。 1982年の7月末には名人位を加藤さんに、9月には王位を内藤さんにと、タイトルを立て続けに奪われた私はあっというまに”無冠”になってしまいました。まあ名人というのはいつか...