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加藤一二三九段のフェイント

20世紀にtwitterがあったなら、女性将棋ファンが、「ひふみん orz」や「ひふみんったら意地悪www」とtweetしていただろう。 近代将棋1999年11月号、加藤一二三九段の連載「一二三の大局観」より。 昭和43年、私は絶好調であっ...
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真夜中の「お茶飲みに行きますよ」

「ちょっと、お茶飲みに行こうか」 最近はこのような言葉を聞くことは少なくなったが、「喫茶店に入ろうか」のような意味の言葉だった。 「お茶を飲む」と言いながら、コーヒーだったりジュースを頼む場合が多い。 喫茶店発祥の地は、1650年のロンドン...
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谷川九段が山崎六段に飛ばした檄

檄を飛ばす。 近代将棋2006年7月号、故・池崎和記さんの「カズキの関西つれづれ日記」より。4月某日 我が家の近くにあるホテル阪神で、森信雄六段一門の祝賀パーティー。山崎六段のB級2組昇級、安用寺五段のC級1組昇級、糸谷四段の棋士デビューを...
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昔気質の投了

近代将棋2000年11月号、鈴木宏彦さんの連載「プロ将棋はこう見ろ」より。 先日の「魔の夕食休憩前」とは、趣きの異なる夕食休憩前のドラマ。 図は平成元年の棋王戦。青野照市八段と先崎学四段(段位は当時)の対戦である。図の少し前に先手の先崎にミ...
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美学に殉じた棋士(前編)

近代将棋2000年11月号、青野照市九段の「実戦青野塾 美学に殉じた棋士」より。 現代では勝つという目的のためには、どんな手を指しても「恥ずかしい手」という感覚はほとんどなくなった。しかし私が奨励会の時、すなわち昭和40年代頃までは、明らか...