将棋雑文 広島の親分(4章-4) 庵の熱戦二局目は、湯川さんの四間飛車、高木さんの居飛車だった。中盤、両者の長考が続く。途中、中華料理店の白衣を着た女性が出前を届けに来た。対局中の高木さんは、女性を無視するかのように千円札を2枚、女性の方へ放り投げた。女性は、ムッとしながら... 2010.11.07 将棋雑文
将棋雑文 広島の親分(4章-3) 苦手な食べ物困ったことになった。実は私は中華丼も苦手なのである。あの表面積の広い薄切りの人参と、同じく表面積の広い薄切り筍、もそもそした鶉の卵、ドロッとしたあんかけ、今までの人生で、決して好んで食べるものではなかった。 私は、子供の頃から、... 2010.11.06 将棋雑文
将棋関連新刊書籍 2010年10月将棋関連新刊書籍など 2010年10月の将棋関連新刊書籍。その前に、11月の新刊情報から。梅田望夫さんの「どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか? 現代将棋と進化の物語」 が中央公論新社より2010年11月に刊行される。税込価格1,365円。今年の将棋ペン... 2010.11.06 将棋関連新刊書籍
将棋雑文 広島の親分(4章-2) 屋上の庵「昨日は一緒できなくて、すまんかったなあ」「いや、高木さん、広島焼、すっかりご馳走になっちゃって。美味しかったです」高木さんはテレビのワイドショーをみていた。「わしは新聞は読まん。こうやってワイドショーみていれば、裏で誰が動いとると... 2010.11.05 将棋雑文