読む 夕食休憩前に終了しそうな対局で、あえて注文された夕食メニュー 将棋世界1988年12月号、青島たつひこ(鈴木宏彦)さんの「駒ゴマスクランブル」より。 勝負は分からない、ということが分かった。 竜王戦決勝七番勝負が始まった。決勝の組み合わせは米長九段対島六段。 準決勝三番勝負の第1局を米長九段と中原王座... 2019.08.16 読む
読む 「羽生君は、このクラスを免除して、上に行ってもらうべきでしょう」 将棋世界1988年8月号、「順位戦C級1組レポート」より。「羽生君は、このクラスを免除して、上に行ってもらうべきでしょう」 C1開幕の日。朝の対局室でこんな声があがった。隣室とはいえ、ふすまをとりはらっていたこともあり、羽生の耳にもこの声は... 2019.08.15 読む
自戦記 谷川浩司王位(当時)「いよいよ世代交代、という雰囲気だが、どうも私にはそう簡単に進むとは思えない。まだ一波乱あるような気がするのである」 将棋世界1988年3月号、谷川浩司王位(当時)の第13期棋王戦勝者組決勝〔対 中原誠名人〕自戦記「一歩が明暗を分ける」より。 南八段が棋聖のタイトルを獲得し、遂に、7つのうちの6つまでが20代、残るは名人だけになってしまった。 いよいよ世代... 2019.08.14 自戦記
インタビュー・対談 米長邦雄九段「将棋というのは100mを何秒で走れるかよりもフルマラソンを走り切れるか、ということの方が大事なんです。25歳の時タイトル戦に出たけれど、40歳になっても出られるかい、というね」 将棋世界1989年1月号、特別座談会〔米長邦雄九段・森雞二王位・田中寅彦棋聖・森下卓五段・鈴木宏彦氏〕「89年も激動の1年に」より。田中 数年前、私なんかの目標であった中原、米長のお二人からタイトルが少しずつ減っていって、戦国時代とか言われ... 2019.08.13 インタビュー・対談
読む 刑務所の将棋クラブ 将棋マガジン1991年10月号、広津久雄九段の「刑務所の将棋クラブ」より。工場対抗将棋大会 家の前で車が止まった。耳ざとい家内が「車が来たわよ」と言った。「じゃあ、行って来るよ」と、私は紙袋を持って玄関を出た。 その紙袋の中には、11月23... 2019.08.12 読む