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「切れ味がいいとは思わない。噂ほど序盤が下手とも思わない。終盤が強いとも思わない。でも終われば、必ず羽生君が勝っている」

将棋マガジン1986年3月号、「公式棋戦の動き」より。「いやあ、大変な強さですよ。同じ強くても中田功君あたりは強引なところがありますが、羽生君は異質ですね。力むとこなく自然に指して勝っちゃうんです」千駄ヶ谷駅で偶然一緒になった森下が語った羽...
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NHK将棋講座2019年2月号「山崎隆之NHK杯-丸山忠久九段戦」観戦記

今日は、NHK将棋講座最新号の発売日。◯表紙は森内俊之九段、谷川浩司九段、羽生善治九段のイラスト。○深浦康市九段の講座「振り飛車なんてこわくない」、2月のテーマは「角交換振り飛車を攻略しよう」。1週目が四間飛車→向かい飛車、2、3週目が4→...
奨励会

羽生善治新四段(当時)「これからの僕の目標は名人です。やはりこういう将棋の世界に入ったのですから、最高位を目指してみたいと思います」

将棋マガジン1986年3月号、羽生善治新四段(当時)の自戦記「昇段の一局 目標は最高位の名人!」より。 12月18日、昭和60年最後の奨励会でした。この日までの成績は11勝4敗、後2連勝で四段昇段でした。そしてこの日が僕にとっての記念すべき...
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「なんだかいやなところを押したね」

将棋マガジン1986年3月号、川口篤さん(河口俊彦六段・当時)の「対局日誌」より。 ある日の夕食休み、米長、青野、私の三人が地下の食堂で夕食をとろうと、エレベータに乗った。米長が行き先のボタンを押すと、B1のランプがついた。それに目をやった...
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将棋が勝てなくなくなる演説

将棋マガジン1986年9月号、中原誠名人(当時)の「懸賞 次の一手」より。 生まれて初めて、選挙演説をしてしまいました。お世話になった某候補に頼まれまして。公示の日は、人も多勢、ロボットやら音楽やら鳩をとばしたりとなかなか派手なもんでした。...