棋士のエピソード

勝負師魂は永遠に

将棋世界1982年2月号、能智映さんの「棋士の楽しみ」より。 系図が少々ややこしいが、その二上の師の渡辺東一名誉会長は芹沢の師匠の高柳敏夫八段の仲人で、高柳夫人の八重子さんは、渡辺の兄弟子の故・金易二郎名誉九段のお嬢さん、その上に渡辺家と高...
棋士のエピソード

大山康晴十五世名人「内藤さんは、ウチの有吉よりだいぶ弱いんじゃないの」

将棋世界1982年2月号、能智映さんの「棋士の楽しみ」より。 いつも見る光景の一つ。これは中原-大山の4局目、ポートピアを記念して神戸市の「ポートピアホテル」で行われた対局の昼下がりだ。立会人はA級棋士の豪華コンビ地元の内藤國雄九段と森安秀...
インタビュー・対談

芸能界と将棋界の違い

将棋世界1982年1月号、内藤國雄九段と福本和生さんの新春放談「晴耕雨読が夢」より。福本「おゆき」、正直いってあんなにヒットするとは思えなかったですね。ボクは。編集部 何十万でしょ。才能というより運。福本 運もあるし、才能ももちろんあった。...
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米長邦雄棋王(当時)「変人と奇人の対決です」

将棋世界1982年1月号、読売新聞の山田史生さんの第20期十段戦七番勝負第1、2、3局盤側記「加藤米長、盤外でも闘志」より。 加藤一二三十段と米長邦雄棋王による十段戦七番勝負が始まる前、キャッチフレーズを作ることの好きな米長は、こういった。...
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中原誠十六世名人の信じられないような大逆転

将棋世界1981年12月号、第22期王位戦〔中原誠王位-大山康晴王将〕「中原王位、苦闘の防衛を語る」より。 第22期王位戦は、タイトル戦では3年ぶり18回目の対戦という、中原-大山、両雄の顔合わせになった。一時の無冠から驚異の復調ぶりを見せ...