棋戦

NHK杯戦決勝の結果を収録日のニュース番組で報道していた時代

将棋世界1980年5月号、NHKの沢みのるさんの「NHK杯戦 大山十五世名人堂々七回目の優勝」より。 決勝戦の録画は3月3日に放送センターの108スタジオで行った。 解説が中原名人、聞き手が永井英明さんという豪華メンバーである。 昨年までは...
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升田幸三実力制第四代名人の不安そうな表情の写真

将棋世界2001年7月号、田丸昇八段(当時)の「セピア色の棋士たち」より。写真は清水孝晏さん撮影。 昭和20年代半ばから30年代にかけて、東京・中野の旧将棋連盟本部で年末に「棋士のど自慢大会」が催されるのが恒例行事だったそうで、何とそれがN...
観戦記

先崎学八段(当時)「羽生は死んだような顔をしている」

将棋世界2000年11月号、高林譲二さんの第41期王位戦七番勝負〔羽生善治王位-谷川浩司九段〕第6局観戦記「もつれて最終決着へ」より。 神戸の有馬温泉で開幕してから2ヵ月たった。猛暑の中を名古屋、北海道、九州、四国と転戦して、はや9月中旬。...
未分類

近代将棋チームVS囲碁棋士チーム

月刊宝石2002年2月号、湯川恵子さんの「将棋・ワンダーランド」より。 新年おめでとうございます。 ちょうど新春特別企画にお呼ばれしたので聞いてください。対局者は高木祥一九段、上村邦夫九段、武宮正樹九段、工藤紀夫九段、そして小林光一碁聖。そ...
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芹沢博文八段(当時)「私は同情をひこうと云う意ではなく、実に可哀想な男だと思う。つまり一度として一所懸命になったことがないのである」

将棋世界1980年4月号、芹沢博文八段(当時)の「四十三歳の記」より。 私の故郷は静岡県沼津市である。親戚の結婚式に出席のため久し振りに二月の初旬に帰った。(中略) 親父は私が来るのを待ち兼ねたように母に酒の支度を云いつけるのであった。兄貴...