随筆

久保利明四段(当時)の運転と矢倉規広四段(当時)

将棋世界1995年9月号、矢倉規広四段(当時)の「待ったが許されるならば……」より。 去年の夏、免許を取って数日しかたっていない久保君(利明五段)の運転で、和歌山の白浜までの旅行にさそわれた。一抹の不安はあったけど、久保君も自信がありそうな...
タイトル戦の食事

第41期棋王戦第1局対局場「大和屋本店」

渡辺明棋王に佐藤天彦八段が挑戦する棋王戦第1局は、愛媛県松山市の「大和屋本店」で行われる。→中継大和屋本店は慶応四年の創業で、平成8年8月8日に新築再創業をしている。日本の美と心を極めた旅館のもてなしとホテルのサービスの融合。松山・道後の中...
随筆

升田幸三九段「1億円積んでみろ!」

将棋世界1995年9月号、内藤國雄九段の連載エッセイ「熱き心」より。 かつて大山さんがある講演の際、勝率、タイトル数などをあげて、いかに自分が強いかを強調された。相手は将棋界のことは詳しくない人が大半である。めったに威張らない人であったが、...
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行方尚史四段(当時)の非常に珍しい端攻め

将棋世界1995年8月号、神吉宏充五段(当時)の「今月の眼 関西」より。 この頃、新聞を読むことが増えましてん。情報はテレビが主だった私やけど、震災以後大きな事件が立て続けに起こって、それ(テレビ)だけでは物足らず、頭の中にいっぱい情報を入...
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行方尚史四段(当時)「荒削りだった三浦君の十八番だったんですよ」

将棋世界1995年7月号、泉正樹六段(当時)の「公式棋戦の動き」より。棋聖戦(産経) ベスト4入りを果たしたのは、谷川、森下、村山、三浦。挑戦権が目と鼻の先まで来たが、それ以上にデカイのは、次に負けても来期のリーグにシードを得た事。まあ、こ...