"村山聖"

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”行方二世”と呼ばれた山崎隆之四段(当時)

将棋世界1998年5月号、「棋士達の背景 四段 山﨑隆之」より。  第22回奨励会三段リーグが3月5日に全19回戦を終了した。  晴れて四段昇段を決めたのは、中原誠永世十段門下で25歳、NHK杯の記録係としても顔が知られている高野秀行。次点...
棋士のエピソード

谷川浩司名人(当時)「歌わないと感想戦のとき一言もしゃべりませんからね」

近代将棋1990年6月号、故・池崎和記さんの「福島村日記」より。 某月某日  若松一門後援会主催の「井上五段昇級祝賀会・谷川名人激励会」に出席。2次会、3次会とハシゴしてカラオケ合戦。私は例によって拍手係。久しぶりに脇六段の歌を聴く。ちっと...
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大阪の羽生善治四冠

近代将棋1999年12月号、故・池崎和さんの「普段着の棋士たち 関西編」より。 某月某日  関西将棋会館で羽生-谷川のA級順位戦。王位戦コンビの対決で、私が羽生さんの対局を見るのも8月の王位戦以来だ。羽生さんの大阪対局はめったにないことで(...
棋士のエピソード

究極の上座の譲り合い

近代将棋2003年1月号、スカ太郎さんの「関東オモシロ日記」より。  というわけで、無謀にも連載が始まってしまったのであ~る。さて、この連載を引き受けて最初に見た名勝負は、丸山忠久九段対野本虎次七段の王位戦での勝負であった。  羽生善治王位...
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担当記者が綴る王将戦秘話

将棋世界2004年3月号、毎日新聞の山村英樹記者の「担当記者が綴る 王将戦秘話」より。  1990年の第39期、米長邦雄九段が挑戦者に名乗りを上げ、これまでの若手同士の戦いから雰囲気が一変した。  確か、挑戦者決定プレーオフに勝った翌日に挑...