自戦記

羽生善治五段(当時)「出来ればこの将棋は誰にも見せたくはありません」

近代将棋1988年11月号、羽生善治五段(当時)の連載自戦記・若きエース勝負の記録「完敗」より。 夏休みも終わり、いよいよ秋の到来です。 そして、順位戦も各クラス始まりました。 さて、この第3戦の対戦相手は佐藤義則四段です。 佐藤(義)七段...
棋士のエピソード

佐藤康光名人(当時)の律儀なフォロー

近代将棋2000年4月号、故・池崎和記さんの「カズキの観戦日記」より。 某月某日 彦根に羽生-佐藤康光の王将戦第2局を見に行く。到着したのは2日目の昼過ぎだったが、控え室にいくと谷川棋聖が来ていて「30分前に来たところです」という。 対局場...
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七條兼三物語(後編)

近代将棋1989年6月号、団鬼六さんの鬼六面白巷談「酔いどれ天国」より。 二日目は高知のホテル、三翠園に宿泊、相変わらず、夜の宴会では社長の膳の前には銚子が乱立している。朝も酒、昼も酒、そして、夜も酒ではいくら社長がタフでもお年がお年だから...
訃報

河口俊彦七段逝去

河口俊彦七段が亡くなられた。享年78歳。→河口俊彦氏が死去 将棋棋士七段 (日本経済新聞)→将棋棋士・河口俊彦さん死去 連載「対局日誌」が好評(朝日新聞)→訃報:河口俊彦さん78歳=将棋棋士七段、作家(毎日新聞)河口俊彦七段は、東公平さんと...
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七條兼三物語(中編)

近代将棋1989年6月号、団鬼六さんの鬼六面白巷談「酔いどれ天国」より。 団体旅行であるからホテルにおける朝の食事は大抵、早いが、七條社長はもうちゃんと背広に着がえて時間通りにきちんと席についている。私なんぞもう二日酔いでしきりにこめかみの...