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行方尚史四段(当時)「あれ、また書かれると困るんです」

将棋マガジン1994年12月号、高橋呉郎さんの「形のメモ帳 行方尚史 羽生時代を脅かす新勢力」より。「おもしろいのが出てきましたよ」  9月某日、控え室に顔を見せた先崎学六段がわがことのように楽しげにいった。  前日、三段リーグを勝ち抜いて...
棋士のエピソード

超豪華な盤側ギャラリー

近代将棋1995年2月号、故・池崎和記さんの「福島村日記」より。 某月某日  阿部六段と一緒に富山県砺波市へ竜王戦第五局(二日目)を見にいく。乗り換えを含め片道四時間の旅。  対局場の「ニチマ倶楽部」は満室だったので、駅前のビジネスに宿を取...
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先崎学五段(当時)「羽生さんに教えてもらう機会なんて、めったにないからもう一番指す一手でしょう」

将棋マガジン1990年2月号、河口俊彦六段(当時)の「対局日誌」より。 午後10時30分、千日手が成立した。  深夜の指し直しになるが、大山は体力でも負けない、の自信があった。でなければ、打開しただろう。結果論になるが、指し直しになれば負け...
棋士のエピソード

林葉直子女流名人(当時)「私の愛する棋士達 先崎学五段の巻」

将棋マガジン1991年6月号、林葉直子女流名人(当時)「私の愛する棋士達 先崎学五段の巻」より。 ”私の愛する棋士達”。次は先崎を書こうと思う、と口にしたところが、 「ねェ、直子ちゃん、それ私のイジメた棋士達に変更したほうがいいんじゃないの...
インタビュー・対談

羽生善治竜王・名人(当時)「ただ、私たちの世代がずっとつづくとは思えませんね。二十年後もつづくというのは異常です。他人事のようですけど」

将棋世界2003年8月号、作家の常盤新平さんの「名人閑話 ―羽生善治竜王・名人にきく」より。  雑談ではじまったインタビューも、ここで再び雑談にはいった。私は棋士の服装について感想を言った。羽生さんをはじめ、島朗さんにしても、佐藤さんにして...