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佐藤康光棋聖(当時)「賢いだけでは感動は呼ばない」

将棋世界2003年9月号、佐藤康光棋聖(当時)の第74期棋聖戦(佐藤康光棋聖-丸山忠久棋王)自戦記「嬉しい防衛の一局」より。 棋聖戦開幕前。私は3連敗し、4月からは負け越しで臨むこととなった。相手は好調の丸山棋王。かなり厳しい戦いになる、と...
日記など

将棋文化検定受検日記「調布の街に男涙のブルースを」 (後編)

14:5748問目(だったと思う)で私のシャープペンが止まる。私の中に、この日で一番の衝撃が走る。はじめの解答欄には中村太地六段の名前が入る。中村太地六段は、実家にいる”バニラ”という名前の犬をものすごく可愛がっている。また、中村太地六段は...
日記など

将棋文化検定受検日記「調布の街に男涙のブルースを」 (中編)

14:389問目の答えが分からないのは気になったが、まあまあ快調かなと思いながら2ページ目を開く。2ページ目と3ページ目を見て、心が急に暗くなった。14:39教室に差し込む陽光の中、冷や汗が出てくるような思いにとらわれた。駒台の問題、江戸時...
日記など

将棋文化検定受検日記「調布の街に男涙のブルースを」 (前編)

7:30起床。今日は将棋文化検定の日。勉強しても仕方がないと思いながらも、自分の弱点だった江戸時代の名人について復習する。自らの手でキーボードを打って覚えれば一石二鳥だと思い、前の晩に、将棋文化検定受検日記「一夜漬け」 を書いている。おかげ...
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「将棋やっててイヤになるって事、ありませんか?」という質問

将棋世界2003年5月号、日浦市郎七段(当時)のA級順位戦最終局「挑決は羽生VS佐藤に」より。 先日、先崎学八段と飲む機会があったのだが、その時に面白い話を聞いた。 それは羽生竜王が十八か十九の頃の話だ。羽生がある若い女性に「将棋やっててイ...