野獣猛進流(番外編)

昨日寝る前に、その日(7/14)に行われた大和証券杯ネット将棋最強戦、郷田真隆九段-阿久津主税六段戦の結果をネット上の観戦室で見たのだが、解説に妙な面白さ、可笑しさがあって、誰が解説しているのだろうと見直してみると、やはり、野獣猛進流・泉正樹七段だった。

利用規約により、可笑しさのある文章(口述筆記)をそのまま転載はできないが、要約・抜粋すると。

(1)阿久津六段が序盤、突然銀をぶつけた手に対して→阿久津六段の若き野望ですね

(2)後手の5五の銀に対して→先手は5五の銀がイカツイ顔をしているので、そっぽにどかしたいのですが

(3)これに対して▲同銀と取りたいですが(中略)▲3六銀と引くようでは男がすたります→阿久津六段の次の手は▲3六銀→ということで銀を引きました。

(4)後手からの角のニラミに対して→▲4八歩と打つくらいなら歩を飲んでしまいたい。ビールと一緒に。

(5)これを受けるのは大変。▲7九角と野獣では死んでも打てません。当然▲4六角でしょうが→阿久津六段の次の手は▲7九角→やっぱり。本当は打つと思いましたよ。
(6)まじめな話、T七段なら投了してもおかしくありません。正直言ってどんな名医を連れてきても手のほどこしようがありません。

(7)いよいよ郷田九段が追い込まれました。私なら△9五歩と持ち歩をやたらに使って負けちゃう。

(8)野獣の指し手も当たりまくりで、今日は15時間くらい寝れそう

わかりやすい解説、かつ面白い。ネット棋戦の解説は、口述筆記で今までになかった面白い世界が開けるのかもしれない。

泉七段、恐るべし。

米長邦雄会長の「さわやか日記」にも「泉君の解説は面白いですね」と書かれていた。

本物の泉七段の解説は、大和証券杯ネット将棋最強戦からどうぞ。

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