将棋ペンクラブ会報秋号を読む

将棋ペンクラブ会報秋号が発行されました。

第20回将棋ペンクラブ大賞選考会

私がテープ起しをしました。これを読めば選考の過程がわかります。

受賞のことば

各受賞者からの言葉です。毎年、この頁を見るのが私の楽しみになっています。近代将棋休刊以来、久々に団鬼六さんの文章を読んでとても懐かしい気持ちになりました。

受賞作紹介

小暮さんの観戦記と勝又さんの自戦記が全文掲載されています。当然のことながら面白いです。

推薦作ひとこと集

会員からの各作品に対する推薦理由、二次選考での意見がまとめられています。

将棋ペンクラブ大賞歴代受賞者一覧

今年で20回、よく続いたものだと思います。

原田泰夫遺墨展

湯川博士さんによるレポート。故・原田九段の奥様の談話も興味深い。

2度目の展示会来訪

熱心な将棋ファンである大阪の会員Hさんによる、原田泰夫遺墨展来訪記。

広島の親分(3)

私の連載です。今回はバトルロイヤル風間さんにイラストを描いていただいたのですが、発行されて初めて見て、やはり笑ってしまいました。

1つ目のイラストは湯川博士さんと私の似顔絵。湯川博士さんはいつもより人相良く描かれている。私の顔は、森内九段の顔型に羽生五冠の顔が描かれているような感じ。良く解釈しすぎか…

2つ目のイラストは広島の親分の似顔絵。あの小さな写真からこのような特徴をつかんだ迫力ある絵にするバトルさんのプロの技はすごい。

思い出の自戦記

会員のKさんの随筆。26年前、中井広恵女流2級と対局したときに東京民報に掲載された自戦記と、その思い出。

文章をめざして ②五千枚ライター説

湯川博士さんの自伝的連載。文章に惹かれたきっかけ、将棋ジャーナル編集長時代のことなど。

一橋大の将棋

一橋大将棋部OBで会員のUさんの随筆。昭和28年頃の一橋大将棋部やOBの思い出。

近くなった東京の将棋

5月の交流会に宮城県から参加された会員のOさんの交流会体験記。

これからの十年

福岡県で「こども将棋教室」を開かれている会員のHさんの随筆。

オレたち将棋んゾンビ②

締切の都合で勝ち負けにより2通り用意していて使えなかったほうのネタや、やりすぎと思い自粛したネタに日の目を当てるバトルロイヤル風間さんの4コママンガ連載。自粛ネタ2本、使えなかったネタ1本。内訳は、羽生-森内戦2本、羽生-佐藤戦1本。自粛ネタは当然のことながら面白い。しかし、羽生五冠、佐藤棋王、森内九段とも将棋ペンクラブ会員なので、自粛ネタが今日か明日、ご本人達のもとへ届けられることになる。

船戸陽子女流二段の決心

LPSA金曜サロンに通う会員Oさんの思いが書かれた文章。

この文章が劇的なのは、船戸女流二段がLPSAに移籍することが発表される前に書かれた原稿で、「船戸陽子女流二段の決心」とは船戸女流二段がLPSAに移籍する決心ではなく、連盟に残留する決心であること。

筆者は、ファンである船戸女流二段がLPSAへ移籍をしてほしいという期待のもと、5月下旬の女流棋士総会で退会届提出、5月31日午後6時から開かれる「LPSA設立1周年記念パーティー」での移籍発表をシナリオとして頭の中で描いていた。しかし5月31日の将棋ペンクラブ交流会へ筆者が参加してみると、指導対局棋士が船戸女流二段。軽いショックを覚えながら船戸女流二段に指導対局を受けるが、午後6時のLPSAパーティーの時刻が迫っても船戸女流二段はパーティへ向かう様子もない。筆者が抱いていた淡い期待がもろくも崩れていく。

Oさんの続編を是非読んでみたい。