広島の親分

昨晩、ようやく、将棋ペンクラブ会報の木村晋介弁護士と団鬼六さんの対談のテープ起しが終わった。今回は飲みながらの会話が多いので、私のテープ起し原稿をもとに湯川博士さんが構成しなおす。

ここで一息つきたいところだが、会報に載せる「広島の親分(最終回)」を書かなければならない。

「広島の親分」は、広島の愛棋家であり将棋界への貢献が大きかった、アマチュア七段で元・テキヤの大親分、高木さんの話だ。

高木さんは5年前に83歳で亡くなられているが、「仁義なき戦い」にもその名前が出てくる。高木さんは昭和30年代以降の広島抗争には関わっていなかった。「広島の親分(最終回)」では、映画「仁義なき戦い」シリーズの脚本家、笠原和夫氏がまとめた詳細な調査・取材録、昭和40年に菊池寛賞を受賞した中国新聞社報道部の「ある勇気の記録」に描かれている高木さんにも光を当ててみるつもりだ。どちらの本でも、高木さんは悪く書かれていない。

「仁義なき戦い」調査・取材録集成 「仁義なき戦い」調査・取材録集成
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ある勇気の記録―凶器の下の取材ノート (現代教養文庫―ベスト・ノンフィクション)
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