12月12日(土)は、将棋ペンクラブ会報の発送と幹事会だった。
幹事会では決め事が何点かあり、それぞれ討議。
ほとんどの事項は幹事の全員賛成ですぐに方向性が定まったが、今回、最も時間をかけて検討されたのが、将棋ペンクラブ大賞に「ネット部門」を創設するか否か。
基本的には幹事全員が新設に関してポジティブなスタンスだが、結論としては今回は「ネット部門」は見送りとなった。
理由としては、主に次の二点。
- 一次選考、二次選考、最終選考の実務がどうなるか(これが結構難しい)
- 観戦記や著作の場合は、それぞれの作品が選考対象となるが、ネットの場合は、ネット中継やネット観戦記を除けば、個々の記事ではなくブログあるいはTwitterの投稿の積み重ねが選考対象となる。いわゆる単発コンテンツではなく累積コンテンツ。中長期的な執筆活動に対する賞となるので、はじめの1~2年は良いとしてもその後、賞に値するブログなどが継続的に登場してくる可能性は未知数。
今期、「妻の小言。」が話題賞(特別賞)を受賞しているように、ネット中継やネット観戦記で素晴らしい作品があれば、観戦記部門あるいは特別賞で、ブログやTwitterで素晴らしいものがあれば特別賞で賞の贈呈を行うということになる。
そういう意味では、「ネット部門」の新設が見送りとなったとしても、ネットコンテンツにも門戸は開かれている。
リアルタイム性がネットの特徴だが、賞に選ばれるコンテンツは、数ヵ月後に読んでも面白さが失われない作品。
「妻の小言。」は、1年分を紙に出力された状態で読んでも面白さ、可笑しさが伝わってくるところが大きく評価されている。