10年ほど開けていなかったダンボール箱から、なぜか週刊現代1998年6月13日号が出てきた。
ダンボールには書籍ばかりが入っていたのだが、週刊誌が一冊だけ紛れ込んでいた。
このダンボールは私が整理したわけではないので、この週刊現代が入っていたのは全くの偶然である。
中身を見てみた。
当時の橋本龍太郎首相や横山ノック大阪府知事の話題、松田聖子の再婚、二子山部屋のこと、バイアグラなどが記事になっている。
回りまわって12年、セルジオ越後さんの『「フランスへ勝ちに行けッ」”新人監督”岡田は顔を洗って出直せ!』というものもあれば、『管直人民主党代表が語った「首相はアメリカの一声で甦った」』という記事もある。
ところで、もっと読んでビックリしたのは、将棋に直接・間接関わることが三箇所に載っていたこと。
「将棋ハイパー実戦塾」という塚田泰明八段(当時)の連載以外に三箇所だ。
渡辺淳一さんのエッセイ「風のように」
中原誠十六世名人と林葉直子さんに巻き起こった出来事について、渡辺淳一さんが意見を述べている。
恋愛小説の大家である渡辺淳一さんならではの文章、非常に説得力がある。このエッセイの抜粋は、今日のもう一つの記事で紹介したい。
立川談志さんの「談志百選」
辛口天才落語家の立川談志さんによる演芸論的エッセイ。
この回は、あした順子・ひろし。
(リンクの落語協会のプロモーションビデオは必見)
あしたひろしさんは、振飛車名人である大野源一九段の実弟。
あの激辛の立川談志さんが次のように書いている。
いい漫才になったもんだ。いま一番いい漫才だ。その”いい”という基準は、寄席の漫才としていいということだ。
世情を斬ると意気込み、シャカリキに毒舌を浴びせ、声を大にして世の中を皮肉っているつもりが、ほとんどは唯のバカと、素人芸なのに、この二人、そんなこたァ何処吹く風の大人の芸だ。
(中略)
順子・ひろしのコンビの由来もキャリアも知らない。けど、この二人、多くの修羅場を潜ってきていることは確かでその芸歴は古い。尤も芸歴なんざァ古きゃいいてえもんではないが……
(中略)
寄席の漫才で家元のご贔屓は、十返舎亀造・菊次、リーガル千太・万吉、晩年の櫻川ぴん助・美代鶴、地下鉄の三球・照代、そして、このあした順子・ひろしである。
聞いてごらん、早いとこ見といたほうがいいよ、確か家元よりも歳上だよ。
(中略)
とに角受ける。で、二人はあまりギャグを押さない。この方法も寄席で受ける為に会得した手段なのか心にくいばかりに作りあげた。
と、書いて、順子・ひろしに家元、一言、二タ言、文句とまではいわずも、注文はないのか……といわれたら……
”ナイネ、充分だよ”、という。
将棋好きの立川談志さんだから、あしたひろしさんの兄が大野源一九段と知ったら驚いたことだろう。
立川談志さんに、ここまで誉められる人はなかなかいない。
あしたひろしさんについては、日をあらためて記事にしたい。
”人妻”有名人34人ナマ写真
結婚前のアイドル・女優の投稿写真が載っている。
タイトルとは違って、紳士的な写真ばかりで構成されている。
松田聖子、安室奈美恵、つちやかおり、河合奈保子、田中律子、森尾由美、吉川十和子、山口智子、芳本美代子、斉藤由貴、田中美佐子、後藤久美子、石川秀美、松本典子、渡辺美奈代、高井麻巳子、飯島直子などに混じって、畠田理恵さんのデビュー当時の写真が。
アイドルの星と言っても過言ではないほど…素晴らしすぎる。