新人王戦第3局、阿部健治郎四段-加來博洋赤旗名人戦は、 阿部健治郎四段が勝って、有望な若手の登竜門といわれる新人王を獲得した。→新人王戦第3局棋譜
阿部健治郎四段がプロになったのは昨年の8月20日なので、プロとして新人王戦参加1年目にして新人王になったことになる。
2000年以降の新人王を調べてみると、プロになってから獲得までの年数は次のとおり。
2009年
広瀬章人王位…新人王戦参加5年目
2008年
佐藤天彦五段…新人王戦参加2年目
2007年
村山慈明五段…新人王戦参加4年目
2006年
糸谷哲郎五段…三段で参加、途中で四段に昇段(1987年の森内俊之九段も同じパターン)
2005年
渡辺明竜王…新人王戦参加6年目
2004年
山崎隆之七段…二度目
2003年
田村康介六段…新人王戦参加8年目
2002年
木村一基八段…新人王戦参加6年目
2001年
松尾歩七段…新人王戦参加3年目
2000年
山崎隆之七段…新人王戦参加3年目
1988年新人王の羽生善治名人も新人王戦参加3年目での獲得だった。
プロになってから新人王獲得までの期間としては、森内俊之九段、糸谷哲郎五段に続いて阿部健治郎四段が三番目に短いということになる。
阿部健治郎新四段を育んだ、地元・山形の将棋界は、昨年に続いて盛り上がることだろう。
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