竜王戦第3局は、渡辺明竜王が勝勢と見られていたが、羽生善治名人が逆転勝利。
羽生-渡辺戦には、いろいろな意味での凄みと華があると思う。
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今回の昼食予想は、渡辺竜王に関しては完璧な当たりだった。
渡辺竜王は二日間とも「豚丼」、羽生名人は一日目がサンドイッチで二日目が焼き魚(きんき)定食。
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渡辺明竜王や竜王戦BS放送解説の中井広恵女流六段が4日間で3回食べたという十勝の豚丼。
十勝の豚丼は、豚肉を砂糖醤油などで味付けした甘辛いタレで焼いたものを飯の上に載せた丼物で、牛丼チェーンの豚丼とは似て非なる十勝地方独特の料理だ。
肉は豚バラや豚ロースが中心で、帯広では、天ぷら専門店や蕎麦屋でも豚丼をメニューに入れているところがあるという。
シンプルな丼なので絶対に美味しいと思う。
(↓白髪ネギが入ったバージョン)
(↓厚手のロース肉バージョン)
(↓照り焼き風バージョン)
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一方、羽生善治名人が昼食で注文した焼き魚(きんき)。
「きんき」は北海道で獲れる高級魚。
煮魚にするのが一般的だが、一夜干しもなかなか美味しいらしい。
普通に焼き魚にすると脂が強すぎて燃え上がってしまうことがあるということなので、羽生名人の二日目の昼食は一夜干しを焼いたものなのかもしれない。
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渡辺明竜王の竜王戦での必勝パターンは、「2日間とも同じ昼食」であることで、今まで8勝0敗だったが、今回打ち破られた。
私は「3日間とも同じ昼食」だったことが今回の敗因の一つではないかと睨んでいる。
渡辺竜王が「対局一日目と二日目だけ同じ昼食」だった場合の勝敗を今後も見守っていきたい。