竜王戦第4局と仮説の再構築

渡辺明竜王の竜王戦での必勝パターンは「2日間とも同じ昼食」であること、と私は述べてきたが、第3局、渡辺竜王が豚丼連採にもかかわらず敗れてしまったことにより、渡辺竜王の必勝パターンを「対局1日目と2日目だけ同じ昼食」と変えた。(渡辺竜王は3日間とも昼食が豚丼だった)

しかし、昨日の第4局、「対局1日目と2日目だけ昼食が”かつめし”」なのに渡辺竜王が敗れてしまった。

私の仮説は、羽生善治名人によって打ち砕かれてしまった…。

しかし、多少気落ちしながら将棋棋士の食事とおやつのデータを見ているうちに、今までの仮説が不完全であることに気がついた。

竜王戦で渡辺明竜王が2日間とも同じ昼食だった時のメニューは次の通り。

2004年 第7局 きつねうどん ○

2005年 第4局 ラーメン(とんこつ) ○

2006年 第5局 五目焼きそば(辛子抜き) ○

2007年 第3局 チャーシューメン ○

2008年 第4局 鍋焼きうどん ○

2008年 第7局 鳥うどん ○

2010年 第1局 皿うどん ○

2010年 第3局 豚丼 ●

2010年 第4局 かつめし ●

なんと、渡辺竜王の必勝パターンは、「2日間とも麺類の同じメニューであること」だったのだ。

第6局の飛騨高山では、渡辺竜王は飛騨牛系のメニューを採用することが予想されるが、第5局と第7局は麺類になる可能性が高いと思われる。

この新仮説が今期中に検証できるかどうか、第5局以降を見守りたい。