2012-10

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対局中のテレパシー

将棋マガジン1988年8月号、河口俊彦六段(当時)の「対局日誌」より。  有森~小林(宏)戦は、早くから小林が秒読みに追われていた。にもかかわらず頑張って混戦模様。そこで小林は図、△5九角と打った。    打った瞬間、小林はシマッタ!と思っ...
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羽生流驚愕の一手(1991年)

将棋マガジン1991年3月号、「公式棋戦の動き(テレビ東京早指し戦)」より。 驚愕の一手  羽生前竜王は、テレビ将棋で、ハデと言うか、印象に残る手を指すことが多い。  対有吉九段戦も例外ではなかった。    この局面で、後手が気になるのは、...
棋士のエピソード

将棋連盟野球部員列伝(1991年版)

将棋マガジン1991年9月号、泉正樹六段(当時)の「囲いの崩し方」より。 今月も引き続き野球の話で、我が”キングス”のメンバー構成を紹介。  選手像に多少誇張する部分もあるやもしれず、許してつかわせ。  では、さっそく思いつくまま、チャレン...
棋士のエピソード

将棋連盟野球部事始め

将棋マガジン1991年8月号、泉正樹六段(当時)の「囲いの崩し方」より。  今年のペナントレースは両極端。  セリーグの大混戦は見ていて楽しい。地元のヤクルトが頑張っているのは、良い刺激を受けるし、阪神の貯金を与える寛大さは、慈悲の精神に通...
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遊郭キラー

将棋マガジン1990年2月号、東公平さんの「明治大正棋界散策」より。 大野源一九段、升田幸三実力制第四代名人、大山康晴十五世名人ほか、多数の名棋士を育てた木見金治郎九段の若いころのことである。  出身地の岡山へ遊歴に出かけた。目当ての将棋好...