2013-06

棋士のエピソード

とても素直な三浦弘行三段(当時)

近代将棋1993年5月号、「昇級者のプロフィール」より。 C級2組へ(新四段) 三浦弘行  群馬から東京の連盟へ通うハンデを跳ね返したのは、毎日続けた詰将棋だった。百手を超すような長いものをやらないと落ち着かない。この鍛錬で培ったヨミの力が...
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羽生善治五冠(当時)「誰か詳しくこの話を知っていたら私に教えて下さい」

近代将棋1994年1月号、「戌年の将棋まつり」より。羽生善治五冠(当時)の「年男になって」。  平成6年は犬年。いわゆる私にとっては年男になるわけだが、あまりピンと来ない。  基本的には記念日的なものにはうとい方なので、誕生日や正月やお盆や...
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藤井猛四段(当時)、打率0.167

近代将棋1994年1月号、「戌年の将棋まつり」より。藤井猛四段(当時)の「ヒットが出た ―私の野球」。  私はスポーツはあまり得意な方ではないが一年半前に将棋連盟野球部「キングス」に入部して野球を始めました。  それまでは野球は見るのが専門...
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「若手棋士インタビュー 羽生善治前竜王 天才も人の子」

近代将棋1991年4月号、「若手棋士インタビュー 羽生善治前竜王 天才も人の子」より。 森下卓天王就位式の前にインタビューを受けてくれた。  谷川竜王の就位式にも出席していましたが、ライバルの式によく出れますね。 「ええ、まあ・・・好きな人...
棋士のエピソード

勝浦修九段「この僕がそんなこと言うはずないでしょ」

将棋世界1993年1月号、評論家の川上信定さんのエッセイ「競輪倶楽部」より。 「お前ら、こういうものを読まないと駄目だ。うまくなれない」  昭和51年だったか、翌年だったか、とにかく前橋競輪場の貴賓室でやたら威張っている男がいた。男は文春の...