将棋世界1995年4月号、「読者が作る声のページ レタープラザ」より。
ビルに詰将棋!
先日、熊本市の中心部にある金融機関のビルに、詰将棋が出題されていると、地元のNHKで放送がありました。さっそくカメラ片手に見物に行きました。ビルの窓を利用して、7手詰(とアナウンサーが言っていました)の詰将棋が作ってありました。将棋ファンにはうれしい広告です。先着200名の正解者には記念品が出るとのことなので、がんばって挑戦してみようと思っています。
(熊本県 Nさん)
=編集部より=
写真を見て編集部一同ビックリ。驚きのニュースでした。
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写真の下の方に「公共料金の自動振替はくましんへ」とある。
熊本県で「くましん」というと「熊本信用金庫」のこと。
豪快で、本当に有り難い企画だ。
多少細長い盤になっているが、局面図にはピッタリなビル。
詰将棋の盤面は次の通り。
NHKのアナウンサーが言う通り、7手詰め。
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現在の熊本信用金庫本店のビルの窓には、巨大な「くまモン」が描かれている。これもなかなかいい雰囲気。
3一の銀があった辺りにくまモンの左耳がある。
そういえば、くまモンには日本将棋連盟から初段の免状が授与されている。
ほぼ20年ぶりの不思議な縁なのかもしれない。