NHK将棋講座2025年8月号「西山朋佳女流三冠(放送時)-村中秀史七段」観戦記

今日は、NHK将棋講座最新号の発売日。

◯表紙は、高田明浩五段。

◯「わが道をゆく 木村一基九段」。文は小島渉さん。
AIなどの時代の変化を取り入れながら、研究や練習将棋と研鑽を続ける木村一基九段。「同じことをやり続ける」ということをキーワードにした味わい深いインタビューです。

○講座「雁木王・深浦康市の最新必勝ガイド」の8月のテーマは、「難敵!相雁木の攻防」。
雁木にとって最も厄介とされるのが相手にも雁木を指されること。雁木の弱点を突く先攻策が複数解説されている。
「舞台裏のカフェテラス」では、深浦康市九段(長崎県)と山根ことみ女流三段(愛媛県)の、それぞれの故郷での季節に関わる思い出について。

◯後藤元気さんの「渋谷系日誌」は、後藤さんが観戦記を担当した今年の名人戦第1局で、観戦記に描ききれなかったエピソードなどについて書かれています。

○段・級位認定 次の一手問題

○おたよりの広場

○女流棋士のよもやま話(第76回 竹内優月女流2級)は、「師匠と詰将棋」。
最初は好きではなかった詰将棋を大好きに変えてくれたのが、竹内女流2級の師匠の武市三郎七段。そのようになった経緯と現在について述べられています。

○「LPSA cafe Minerva」(第77回 大庭美夏女流初段)は、「メールマガジン」。
LPSAが発行している2種類のメールマガジン、「LPSAオフィシャルメールマガジン」と「LPSA公式ファンクラブMinerva」メールマガジンについて紹介されています。

○「将棋記者のヒソヒソ話」は雨宮知典さんの「空打ちは不適切?」。
駒を持ち、盤に何回か空打ちをしてから着手することが、昭和の頃は、プロアマを問わず多くありました。空打ちをする人がほとんど見られなくなった現在。空打ちに関する雨宮さんの思いが語られています。

○「重箱のスミ」クイズ

○付録は、高野秀行七段解説の「第75回NHK杯予選ダイジェスト2」。予選10ブロックから18ブロックについてのダイジェストと各ブロック決勝の棋譜が載っています。

〔NHK杯戦観戦記〕

◯1回戦第9局 西山朋佳女流三冠(放送時)-村中秀史七段
「主導権を握り続けた一局」 観戦記:私

◯1回戦第10局 高田明浩五段-西尾明七段
「目標だった大舞台」 自戦記:高田明浩五段

◯1回戦第11局 斎藤慎太郎八段-三浦弘行九段
「オーバーヒートの記憶喪失」 観戦記:小島渉さん

◯1回戦第12局 高見泰地七段-大石直嗣七段
「B級1組を戦い抜いた者たち」 観戦記:上地隆蔵さん

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今月号には私が書いた観戦記〔西山朋佳女流三冠(放送時)-村中秀史七段戦〕が掲載されています。
△5五歩以降、村中七段が主導権を握り続けた一局でした。本譜には現れなかった変化、それぞれの局面での両対局者の心の動き、後日のコメント、ファンの方へのメッセージなども盛り込んでいます。
NHK 将棋講座 2025年 8月号 [雑誌] (NHKテキスト)、ぜひご覧ください。

 

NHK 将棋講座 2025年 8月号 [雑誌] (NHKテキスト)