末席幹事

棋士のエピソード

勝浦修九段が酔った時の口癖

先崎学八段の2001年に刊行されたエッセイ集「フフフの歩」より。  三月は無茶苦茶に忙しかった。五日間閉居していたうえに、二十日間で五回地方へ行った。いずれも仕事である。殆ど家で寝なかったような気がする。  その御褒美というわけでもないのだ...
観戦記

加藤一二三八段(当時)が書いた観戦記

加藤一二三九段が18歳の時に書いた観戦記が素晴らしい。 近代将棋2001年5月号、永井英明さんの近代将棋創刊50周年記念連載「泣き笑い半生記」より。  昭和32年は升田名人が誕生、三冠王に輝いた年でした。  33年名人位防衛。  その翌年3...
棋士のエピソード

郷田真隆六段(当時)のつぶやき

近代将棋1998年4月号、故・池崎和樹記さんの「普段着の棋士たち 関西編」より。  棋王戦の南-郷田(挑戦者決定戦)を取材。  この二人、昨年十二月に勝者組での決勝戦で当たって、そのときは南さんが勝っている。その夜、私は郷田さんと本間さんを...
日記など

故・村山聖八段のお薦めの本

今回の将棋ペンクラブ大賞特別賞は貴志祐介さんの「ダークゾーン」。 貴志祐介さんが将棋に関わる小説を書くのは今回が初めてだが、13年前に貴志祐介さんの名前が近代将棋に出てくる。 近代将棋1998年9月号、故・池崎和記さんの「普段着の棋士たち ...
読む

酔っ払いの将棋

ネット将棋の醍醐味、私の場合は、▲7六歩でウイスキーを一口飲み、△3四歩に対する▲7五歩でタバコを吸い始める。石田流党の私は、この▲7五歩の瞬間が最初の小さな幸せ。ウイスキー三口目のころ美濃囲いを完成させ二回目の小さな幸せ、石田流本組みにな...