末席幹事

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羽生善治七冠(当時)「将棋以外のことは読めません」

NHK将棋講座1996年6月号、大矢順正さんの「将棋マンスリー」より。 初の七冠王になった羽生に対する総理大臣顕彰式が、3月21日に永田町の総理大臣官邸で行われた。 総理大臣顕彰は学術や文化に顕著な功績のあった個人や団体に与えられるもので、...
観戦記

「ここで△4六角が、弟子の棋風も考えた上で解説の二上九段が予想した手。ところが、羽生の着手は△4六銀」

将棋世界1996年5月号、野口健さんの第45回NHK杯テレビ将棋トーナメント・決勝戦〔中川大輔六段-羽生善治七冠〕観戦記「九つめの戴冠」より。 3月3日朝。東京・池袋にあるメトロポリタンプラザのメットホールでは、開場を待つ人の長い行列ができ...
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郷田真隆六段(当時)「この頃の対局では、遅刻や、或いは時間ぎりぎりに入室したりということが多い自分自身を律する意味で、和服で臨んだ」

将棋世界1996年5月号、郷田真隆六段(当時)の昇級者喜びの声〔C級1組→B級2組〕「ベストを尽くすこと」より。 C級1組での順位戦も今期で3期目。 前2期はいずれも8勝2敗で、昇級戦線には絡んだものの今一歩届かなかった。 今期の目標も勿論...
棋士のエピソード

森内俊之八段(当時)「僕の師匠は佐藤さんなんです」

近代将棋1996年5月号、大矢順正さんの「棋界こぼれ話」より。 ここ1、2年、将棋界では静かにゴルフブームが起きている。若手棋士がこぞってゴルフクラブを振っている。 昨年の暮れから森内八段もゴルフをはじめ仲間入りした。「ボクの師匠は佐藤さん...
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屋敷伸之六段(当時)「毎年、この時期になると、やるせなさというか、せつなさというか、そういったものを感じてしまう」

近代将棋1996年5月号、屋敷伸之六段(当時)の「本筋の序中盤戦」より。 毎年、この時期(3月)になると、やるせなさというか、せつなさというか、そういったものを感じてしまう。 私のことでいえば順位戦。毎年、みんな上がっていくナと他人のような...