末席幹事

インタビュー・対談

森安秀光九段「鏡を見にトイレに行くというのは、ほんとなんです。自分の顔を見ながら、”おれは強いんだ、強いんだ”と自己暗示をかけたんですわ」

将棋マガジン1993年9月号、高橋呉郎さんの「形のメモ帳 森安秀光 ”ダルマ流”は自己暗示で勝つ」より。 昭和58年に、森安は中原から棋聖位を奪った。翌59年も勢いは衰えず、名人戦挑戦者になった。”森安ダルマ流”は、ほかの棋戦でも、つねに挑...
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羽生善治三冠(当時)の初めての同世代タイトル戦対決

近代将棋1993年9月号、高林譲司さんの第34期王位戦七番勝負第1局〔羽生善治三冠-郷田真隆王位〕観戦記「郷田と羽生の王位戦はじまる」より。 羽生善治竜王がいよいよ王位戦に登場してきた。 昨年まで、王位戦ではリーグにすら入ったことがなかった...
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羽生善治三冠(当時)「面白いとも言えるし、くたびれるとも言える」

将棋マガジン1993年9月号、羽生善治三冠(当時)の「今月のハブの眼」より。 6月は梅雨の季節。 うっとうしい天気が続いています。先日も雨の日、道路を歩いていると、後ろからクルマがやって来ました。 よけようとして、道路の端に寄ったのですが、...
詰将棋

双玉詰将棋の創始者だった大道詰将棋店主

近代将棋1993年10月号、湯川博士さんの「詰椅人伝① 加藤玄夫の巻」より。 戦後人々は食い物を探すことから生活をはじめた。どんな金持ちでも正規のルートでは食料が手に入らなかった。ピンとこない若い人は末期のソ連を想像すればそう遠くはない。ヤ...
自戦記

羽生善治三冠(当時)「長考してしまうと迷って怖くなって踏み込んでいけない時があるのですが、秒読みだと怖がっている時間さえないのです」

将棋世界1993年5月号、羽生善治三冠(当時)の第26回早指し選手権戦決勝〔対 脇謙二七段〕自戦記「拾った一局」より。 今月は早指し選手権戦決勝、脇謙二七段との一局を見て頂きます。 脇七段は居飛車系統の将棋を得意とする実力者で、早指し新鋭戦...