将棋雑文 広島の親分(4章-3) 苦手な食べ物困ったことになった。実は私は中華丼も苦手なのである。あの表面積の広い薄切りの人参と、同じく表面積の広い薄切り筍、もそもそした鶉の卵、ドロッとしたあんかけ、今までの人生で、決して好んで食べるものではなかった。 私は、子供の頃から、... 2010.11.06 将棋雑文
将棋雑文 広島の親分(4章-2) 屋上の庵「昨日は一緒できなくて、すまんかったなあ」「いや、高木さん、広島焼、すっかりご馳走になっちゃって。美味しかったです」高木さんはテレビのワイドショーをみていた。「わしは新聞は読まん。こうやってワイドショーみていれば、裏で誰が動いとると... 2010.11.05 将棋雑文
将棋雑文 棋士と雰囲気が似ている有名人(1) 棋士と雰囲気が似ている有名人シリーズ。まず第1回目は羽生善治名人。-----このようなことを書くと多くの方から顰蹙をかってしまうかもしれないが、私は、羽生名人の顔に似ていると言われたことが何度かある。初めて言われたのは14年前。酒場で漫画家... 2010.11.05 将棋雑文
将棋雑文 広島の親分(4章-1) 広島焼き一日目の取材も終わり、飲みに行くことになった。あいにく高木達夫さん(中国地方最大のテキヤの元・大親分)は、私たちの到着を午前中と勘違いし寝ていなかったため、夜は参加できないということだった。「わしの長男が、広島焼きの店をやっとるので... 2010.11.04 将棋雑文
将棋雑文 広島の親分(3章-5) 昔話 湯川さんは普段はものすごく喋るタイプなのだが、取材のインタビューのときは相手からうまく話を引き出せるよう、あまり自分では喋らずに、相手の話に合わせてタイミング良く合いの手を入れている。大田学さんや、同門の西本馨七段が広島へ遊びに来たと... 2010.11.03 将棋雑文