棋士のエピソード

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丸山忠久九段が語る

将棋世界1998年12月号、「棋士達の背景 丸山忠久八段」より。  対局中、着手する時に駒音を立てない。普段も口数が少なく、ニコニコ笑っている印象が強い。というわけで、日本シリーズでの流派名は”音無し流”。今回の主役は、その丸山忠久八段であ...
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師匠の想い

NHK将棋講座2006年5月号、故・池崎和記さんの「棋界ほっとニュース」より。  第38回三段リーグが終了し、2人のプロ棋士が誕生した。  森信雄六段門下の糸谷哲郎四段(広島県出身)と、米長邦雄永世棋聖門下の中村太地四段(東京都出身)。とも...
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森下卓九段のステーキ

近代将棋1999年1月号、故・池崎和記さんの「普段着の棋士たち 関西編」より。  A級順位戦の対局(相手は谷川竜王)で大阪に来ていた森下八段とホテルのレストランで夕食。ステーキ食べ放題という特別メニューだ(森下さんは肉が大好きです)。  二...
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棋士の妻

将棋世界2000年6月号、鈴木大介六段(当時)の「振り飛車日記」より。 4月10日 (郷田八段との竜王戦に惜敗して)  流れは僕の方にあった将棋なだけに残念。今期初黒星。これで今期10割の夢?は断たれた。唯一の救いは面白い将棋を指せた事。感...
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東海の鬼といわれて(後編)

「東海の鬼-花村元司九段棋魂永遠記-」より、将棋ジャーナル1983年1月号、湯川博士さんの「東海の鬼といわれて」より。 蛮勇と粘着  花村九段は、自分の将棋を、「蛮勇と闘志」だと認識している。つまり将棋とは「最短距離で勝つもの」であり、「相...