棋士のエピソード

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先崎学五段(当時)「というわけで、今回の旅先は香港。相棒は、我が友、郷田真隆」

将棋世界1992年3月号、先崎学五段(当時)の「先チャンにおまかせ VOL.3 走れ、自由萬歳」より。 どういうわけか、いつの頃からか、いまだ御年21歳だというのに「疲れた」と言うのが口癖になってしまった。この若造が、と怒られる方もいると思...
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田村康介五段(当時)のギャンブル断ちを一瞬で打ち砕いた郷田真隆八段(当時)の一言

将棋世界2001年7月号、「旬の棋士の熱闘自戦記 第2回」、田村康介五段(当時)の「日々思うこと」より。 この対局の数日後、競馬(フェブラリーステークス)で大負けした。頭に来たのでフリー雀荘に行ったが、また負けた。仕方がないのでやけ酒を飲み...
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「将棋の日・次の一手名人戦」で優勝してしまった棋士

将棋世界2001年2月号、神吉宏充六段(当時)の「今月の眼 関西」より。 いやあ皆さん、12月9日にNHK教育で放送された『将棋の日』の番組は見てもらえましたか?何、見ましたか!で、その中で次の一手名人戦ってありませんでしたか?ふんふん、あ...
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新幹線の同じ号車に乗っていた加藤一二三九段と神吉宏充六段(当時)

将棋世界2001年6月号、加藤一二三九段の連載自戦記「棒銀一筋」より。 私は3月24日、新幹線の「のぞみ」に乗って小倉に向かっていた。ところが、3時27分頃地震のために「のぞみ」が三原駅の近くで停車した。少し時間がたったところで、同じ号車に...
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村山聖八段(当時)が東京へ出てきた年の何気ない日の光景

将棋世界1995年11月号、大崎善生編集長(当時)の「編集部日記」より。9月18日(月) 森下八段、村山八段、森信六段、日浦六段らとコーヒータイム。棋士が集まると、まるで川が必ず海に流れるように、話題は羽生善治になる。不思議なくらいに必ずそ...