自戦記

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羽生善治四段(当時)の驚異の金銀損の攻め

将棋世界1986年5月号、羽生善治四段(当時)の第8回若駒戦決勝〔対 神崎健二二段〕自戦記「ラッキーな優勝!」より。 ○最後の出場○  若駒戦の出場は2回目、前回は1回戦負けだったので今度こそがんばりたいと思った。1回戦から苦戦の連続ながら...
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深浦康市六段(当時)のユニークな自戦記再び

将棋世界2000年9月号、深浦康市六段(当時)の第19回早指し新鋭戦決勝戦〔対 久保利明六段〕自戦記「新鋭戦3度目の優勝」より。  目覚まし時計。厚い雲に覆われたくもり空。鏡。ちょっと疲れの残っている自分の顔。ごはん。みそ汁。焼魚。卵焼き。...
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盤上が真っ黒になった対局

将棋世界1985年10月号、高橋道雄六段の第26期王位戦〔加藤一二三王位-高橋道雄六段〕第3局自戦記「結果は後から………」より。  外は30度を越え、かなり暑い(らしい)。  来道した三度、何れも猛暑で私には「北海道は暑い」のイメージしかな...
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中村太地四段(当時)「頭の疲れを将棋で癒やすのも棋士の性であろう」

近代将棋2007年10月号、「旬の棋士をピックアップ 若手棋士リレー大特集 中村太地四段」より。  今回の若手特集は私、中村太地が務めさせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。  十代最後の年となる今年は私生活の面でも早稲田大学に入...
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増田裕司四段(当時)「誰かがテレパシーを送ってくれたように…。そういえば8月8日は兄弟子の村山九段の命日だった」

将棋世界2001年12月号、増田裕司四段(当時)の第32回新人王戦準決勝〔対久保利明七段〕自戦記「14年の月日」より。 久保「もう苦しいです。食べられません」 増田「ギョーザ1人前しか食べてないやん」  当時小学6年生で、5歳年下の久保さん...