自戦記

自戦記

ハブに効く温泉へ行った佐藤康光八段(当時)

将棋世界1997年11月号、佐藤康光八段(当時)の自戦記「塚田スペシャルに挑む」より。  今回の王位戦挑戦は惨敗に終わった。久方ぶりのタイトル戦であったが、さすがに羽生王位は強かった。8月は本当に忙しく、暇が殆んどなかったので慣れない疲れが...
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谷川浩司名人(当時)「福崎さんの将棋と同じで、序盤・中盤がなく、ただ寄せが早いだけ」

将棋世界1984年1月号、谷川浩司名人(当時)の自戦記〔全日本プロトーナメント 対福崎文吾七段戦〕「久々の谷川流」より。  9月1日、名将戦で有吉九段に負け、4連敗を喫する。どうも、名人位を獲得してから不調である。  終わってから例の如く、...
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羽生善治名人の非常にさりげない自戦記

将棋世界1995年6月号、羽生善治六冠の第53期名人戦〔羽生善治名人-森下卓八段〕第1局自戦記「将棋に負けて勝負に勝つ」より。  4月に入り、暖かく、桜の花が咲く時期がやって来ました。  そして、将棋界ではこの季節は新しい年度の始まり、名人...
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羽生善治棋王(当時)「うーん渋い」

昨日は羽生善治棋王(当時)の大ポカを取り上げたが、今日はその自戦記。 将棋世界1991年7月号、羽生善治棋王の連載自戦記〔第4期竜王戦 南芳一王将戦〕「盲点」より。  4月は将棋界の開幕。  一年の始まりで、全ての棋士が気分を一新して新しい...
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大山康晴十五世名人「この頃から、私は中原さんと指すと、しんから疲れてしまうようになったし、勝率もぐんと悪くなった」

近代将棋1988年6月号、大山康晴十五世名人の「将棋一筋五十年」より。  昭和47年の第31期名人戦。これは毎年行われている名人戦の中でも、私にとって忘れ難いものがある。  この年の七番勝負で私は敗れ、名人位のタイトルは挑戦者の中原さんに移...