自戦記

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羽生善治六冠(当時)のビッグ4と三浦弘行五段(当時)

将棋世界1995年8月号、三浦弘行五段(当時)の第66期棋聖戦第1局自戦記「残念な敗戦」より。  棋聖戦第1局を見て頂きます。  対戦相手の羽生先生とは練習将棋も指した事がなかったので、今回が初対局という事で、非常に楽しみでした。  初めて...
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谷川浩司名人「昨年、名人位を獲得した時は、歴代名人の中でも、一番弱かったと思う。今回防衛して、ようやく「並の名人」である。これからは、強い名人、と言われるよう、頑張りたい」

将棋世界1984年8月号、谷川浩司名人(当時)の今期名人戦を振り返って「調子の差が勝負を分けた」より。  名人戦は、4勝1敗という望外の成績で防衛することができた。  森安八段とは、名人戦までの対戦成績は8勝6敗。殆んど五分なので、この七番...
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谷川浩司名人(当時)「最後に、名前が出て来た先生について一言」

将棋世界1984年6月号、谷川浩司名人(当時)の自戦記〔第44期棋聖戦本線トーナメント 対勝浦修八段戦〕「一手で決まった一局」より。  棋聖戦は、前々期・前期と連続して初戦負けである。  前期は、石田八段に、162手という大熱戦の末、終盤で...
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谷川浩司名人(当時)「これには、温厚(?)な谷川名人もカチンときた」

将棋世界1984年5月号、谷川浩司名人(当時)の全日本プロトーナメント決勝第3局〔田中寅彦七段-谷川浩司名人〕自戦記「この一番の意味するもの」より。 「あのくらいで名人になる男もいる」  本誌2月号、田中寅彦七段の自戦記の一節である。  こ...
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田中寅彦七段(当時)「一方、あのくらい!?で名人になる男もいる」

将棋世界1984年2月号、田中寅彦七段(当時)の第16期将棋連盟杯戦決勝〔田中寅彦七段-米長邦雄王将〕自戦記「あと一歩及ばず」より。  目の前にはA図の局面があった。時刻は午後4時半を少し回ったところである。 「田中先生、残り時間25分にな...