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名人位の賞金総額を推計する

将棋世界1991年8月号、「将棋界マネーアラカルト」より。 今年の名人戦は、中原名人が挑戦者の米長九段を降して防衛を果たした。さて、気になるのはその賞金の中身だ。竜王位は3,200万円(今期より)と明示されているが、名人位の場合は計算方法が...
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羽生善治五冠(当時)の勝率が良くなかった戦法

近代将棋1993年10月号、武者野勝巳五段(当時)の「プロ棋界最前線 羽生将棋を科学する」より。私が羽生と対戦したなら 羽生が谷川との棋聖戦五番勝負と、郷田との王位戦七番勝負を立て続けに制して、五冠王達成の最年少記録を樹立した。五大タイトル...
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関西期待の星、久保利明四段(当時)

近代将棋1993年9月号、武者野勝巳五段(当時)の「プロ棋界最前線」より。 久保利明四段は兵庫県出身、淡路八段門下の17歳。現在での最年少棋士で「若ければ強い」というのが昨今のプロ棋界のセオリーだから、それだけで楽しみな存在だということが窺...
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大胆不敵な三浦弘行四段(当時)

近代将棋1993年9月号、武者野勝巳五段(当時)の「プロ棋界最前線」より。 毎年4人ずつの新四段が誕生し、棋界に新風を巻き起こしている。特に昨今の新人棋士は羽生、屋敷、森内、郷田、深浦などプロ棋士として新参加したその年に、タイトル奪取や棋戦...
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神谷広志六段(当時)「泣くな先崎、明日がある」

将棋世界1992年5月号、神谷広志六段(当時)の順位戦C級2組最終局レポート「泣け!!」より。 9回戦の杉本-先崎戦は壮絶な将棋だった。必敗形となった先崎が自陣にありったけの駒を投入。奇手を連発してネバる様はすさまじく、この将棋を並べた人は...