読む 「林葉さん、あんたが心配だから、もう一度、握手してあげようと思ったの。早く元気出して、しっかりしなさいよ」 将棋世界1992年10月号、林葉直子女流五段(当時)の大山名人の想い出・追悼文「握手」より。 8月7日、夢を見た。 どこかのパーティー会場に、私は紛れ込んだようだった。 知らない人、ばかりだった。 なんで、私はこのパーティーに出席したのか、... 2013.10.24 読む
読む 弦巻勝さん「オレの知っている名人」 将棋世界1992年10月号、写真家の弦巻勝さんの大山名人の想い出・追悼文「オレの知っている名人」より。=タイトル戦= 名人宿に着く、支配人がかけつける。 鞄を持とうとするが断る。自分の部屋の位置を知ると、非常口の確認にまず動く。たまたまこの... 2013.10.23 読む
読む 谷川浩司三冠(当時)「棋戦によって挑戦者争いのメンバーががらりと違うんですよね」 将棋世界1991年10月号、青島たつひこさん(鈴木宏彦さん)の第4期竜王戦本戦トーナメントレポート「意欲の4人、バンコクをにらむ」より。 話は6月20日、2ヵ月以上前の大阪に飛ぶ。この日ぶらりと関西将棋会館に顔を見せた谷川三冠王が、こんなこ... 2013.10.21 読む
読む 関係者が顔面蒼白になった対局場 将棋世界1992年10月号、日本経済新聞の表谷泰彦さんの「大山名人の思い出・追悼文 二律背反を宿した巨人」より。 立会人や観戦記者として盤外から王座戦を支えてきた加藤治郎名誉九段は、懐旧談になると、よく「タイトル戦で最高の旅館も王座戦なら最... 2013.10.20 読む
読む 内藤國雄九段「どういうわけか将棋の好きな大学生は女の子にもてないようである」 将棋世界1991年10月号、内藤國雄九段の連載エッセイ「世間は広い」より。 色々な手紙をいただく。なかにはこんなのもある。地方の女性からで、ある若手棋士をこの人と思い定めたので仲を取り持ってほしいという。返事をしないでいると、今度は「あなた... 2013.10.19 読む