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野獣流武勇伝

将棋世界1991年9月号、泉正樹六段(当時)の「待ったが許されるならば・・・」より。 「やっちまった」気付いた時は、もう後の祭りで、頭から心臓にかけて「サー」とした快感?が全身を襲う。  ただ、この種の快感は、なにも対局中にしでかした”ポカ...
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畠山鎮四段(当時)「いえ、この前の竜王戦の5組優勝の賞金を回しました」

将棋世界1992年1月号、神吉宏充五段(当時)の「対局室25時 大阪」より。 昼休みの棋士室。畠山(鎮)と小阪が視力の回復する話をしている。  「まだ安定していないですけどね」と畠山。?何のことかと思って聞いていると「この前、眼の手術をした...
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森内俊之五段(当時)の「足して2で割る」

将棋世界1992年1月号、森内俊之五段(当時)の第22回新人王戦第2局〔森内俊之五段-森下卓六段〕自戦記「異次元の将棋」より。 10月28日、田中(寅)八段に惨敗して記者室でぼんやりしていると、関係者の方に、今度の新人王戦の開始時間を9時に...
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村山聖六段(当時)「井上先生、1回だけでいいんです。負けて下さい」

将棋世界1992年2月号、神吉宏充五段(当時)の「対局室25時 大阪」より。 昼休後の棋士室は満員盛況。南棋聖、木下(晃)六段、小阪六段、松浦六段、村山六段、有森六段、加瀬五段、伊藤五段、阿部五段・・・。そこに井上六段が現れた。どうも表情が...
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「森内名人の力戦振り飛車で勝とう」

将棋世界2003年3月号、森内俊之名人の「一手啓上」より。  昨年の10月からNHK将棋講座で講師を担当している。将棋番組に対局者やゲスト解説者として出演することはあっても、自分で番組を持つのは初めてなので、とても新鮮な気持ちである。  講...