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石田和雄八段(当時)らしさ満開

将棋世界1991年3月号、神吉宏充五段(当時)の「対局室25時・・・in 大阪」より。  夕食休憩時の棋士室。歳をとったせいだろうか。名前も知らない奨励会員が増えてきた。 「キミは何ちゅう名や?」 「ハイ、◯◯です」 「そうか、頑張りや」 ...
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郷田真隆四段(当時)「ミスをしない完璧な人間になりたいとは少しも思わない」

将棋世界1991年3月号、郷田真隆四段(当時)の「待ったが許されるならば・・・」より。 僕は、文章を書くのが嫌いな方ではないが、生まれてこのかたエッセイなんて書いたことがない。 だから、今思うことを正直に書こうと思う。 僕は将棋が好きである...
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先崎学五段(当時)「いやん、ばかん、佐藤さんも森下さんも村山さんも強いんだもん」

将棋世界1991年4月号~7月号、先崎学五段(当時)の「公式棋戦の動き」より。第40回NHK杯(NHK)放映予定3月10日 羽生-先崎戦   解説:中原誠名人*自分のことを自分で書くというのは、物凄くつかれるものである。放映日と発売日の都合...
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大山康晴十五世名人が作詞した曲

将棋世界1991年3月号、故・井口昭夫さんの「名人の譜 大山康晴」より。 昭和45年の秋ごろだった。私に「作詞を頼まれて、こんなのを書いたのだが、どうだろうか」と紙片を見せた。1 忍という字を 心にかいて  将棋修業は 果てもない  母の手...
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吉行和子「羽生さんは、異和感だらけで、それがとても新鮮で、大好評でした」

将棋世界1991年2月号、女優でエッセイストの吉行和子さんのエッセイ「未知の世界」より。 まるで知らない将棋の世界は、私にとって、ミステリー・ゾーンのような空間だ。 雑誌のグラビアなどで、対局の写真を見ると、真剣な顔つきの両者を前に、これも...