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『大山康晴全集』では詳しく解説されているけれども『升田幸三選集』では割愛された大山-升田戦

将棋マガジン1993年7月号、東公平さんの「升田幸三物語」より。 升田が1勝3敗とカド番に立たされた第18期名人戦。第5局は昭和34年6月11・12日の両日、東京の「羽沢ガーデン」で行われた。「あそこは大山の牙城だからな」 そんなことは言っ...
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郷田真隆王位(当時)「以下、泣きたくなるような手順が続き、普段ならすぐ投了となるところが、しばらくすると頑張る気になってきた」

将棋世界1993年5月号、郷田真隆王位(当時)の「昇級者(C級2組→C級1組)喜びの声」より。運が良かった昇級 棋士になって3年目の順位戦。 昨年、一昨年と昇級を目指したものの、それぞれ6勝4敗、5勝5敗と昇級にはほど遠い成績で内容的にもあ...
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佐藤康光六段(当時)「そろそろ気持ちを引き締めねば、と思っていますが順位戦で昇級するという事はこういう状態になるのかな、とも思っている今日です」

将棋世界1993年5月号、佐藤康光六段(当時)の「昇級者(C級1組→B級2組)喜びの声」より。本物の余裕を 私は四段に昇段する時は4番連続昇段の一番(今のように三段リーグの制度がなかった)、C2からC1に昇級した時は6番手からのキャンセル待...
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村山聖七段(当時)「総ての人のおかげで僕は生きている気がします」

将棋世界1993年5月号、村山聖七段(当時)の「昇級者(B級2組→B級1組)喜びの声」より。昇級、昇段 どうしよう、僕は迷っていた。 それは3戦目の順位戦、勝浦先生との対局だった。 4日前から体の調子がおかしく、ずっと安静にしていたのだが余...
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羽生善治三冠(当時)「やっと、とにかく、何とか、ようやく、どう表現して良いか解らないがA級への切符を手に入れることが出来た」

将棋世界1993年5月号、羽生善治三冠(当時)の「昇級者(B級1組→A級)喜びの声」より。希望と不安 四段に昇段し、順位戦に参加するようになって7期になる。 やっと、とにかく、何とか、ようやく、どう表現して良いか解らないがA級への切符を手に...