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平野広吉七段「いつかは自分の系統から名人を出したい。この気持ちを引き継いで後進を導いてくれ」

将棋世界1997年11月号、田辺忠幸さんの「師と弟子の物語 平野広吉先生の思い出 六段 所司和晴」より。「知る人ぞ知る」という言葉がある。手元の辞書を引いてみたら<一般の、大部分の人には知られていないけれども、ある一部の人は、その値打ちをよ...
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5,500人を超える来場者があった「将棋の日」イベント

将棋の日は、江戸時代に将軍の前で御城将棋が行われた日を記念して制定された。御城将棋自体は三代将軍徳川家光の時代から始まっているが、「御城将棋の日」として制度化されたのは八代将軍吉宗の時から。* * * * *将棋世界1997年1月号、巻頭グ...
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「三浦さんが羽生七冠を破ったというので、町は大騒ぎ」

将棋世界1996年12月号、「棋聖就位式」より。 羽生善治七冠王を破り初タイトルを獲得した三浦弘行棋聖の就位式が9月30日、東京・永田町の「キャピトル東急ホテル」で行われた。会場には、地元群馬県群馬町のファンがバス2台で駆けつけたのをはじめ...
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羽生善治六冠(当時)「まつたけ!」

近代将棋1996年11月号、大矢順正さんの「棋界こぼれ話」より。 羽生善治六冠王と俳優の渡辺徹さんが、将棋を指している。 羽生六冠王が「まつたけ!」と盤上に駒を打つ。「秋味ッ」と渡辺さんが秋味と書かれた駒を打つと、羽生六冠王が頭を抱えてギブ...
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「ご覧のとおり変な髪形をしているし、相変わらず着ているものは不良少年のスタンスを少しもくずしていない。四段昇段以降、彼は勝って勝ちまくっている。それでも時々彼の瞳に見え隠れするどうしようもない不安のようなものは一体何なのだろう」

将棋世界1997年1月号、「棋士達の背景 第1回 行方尚史五段」より。 ある意味では行方尚史という青年は、何か人の心の奥底をくすぐるようなところがある。彼の本質は不良少年で、それもつっぱりとかとは正反対に位置する軟弱でどうしようもない不良。...